11月7日に東京食肉市場で行われた益田市肉用牛枝肉研究会に参加させていただきました。
この研究会には、6牧場から計24頭が出品されました。
枝肉の評価基準としては、歩留等級(A~C)と肉質等級(1~5)があり、これらの基準により審査されます。
競りの現場では格付けされた枝肉の詳しい評価基準が画面に映しだされ、それらの評価基準と目の前の枝肉を見ながら、買受人の方々が競りながら値段を決めていました。一頭一頭の競りの時間は私が思っていたよりも短かったです。
今回の益田市肉用牛枝肉研究会は、A5が11頭、A4が10頭、A3が3頭という結果でした。
実際に枝肉を見るのは初めてでしたが、想像以上に迫力がありました。
出品された枝肉を見ながら、ある牧場のオーナーが枝肉の見方を教えて下さったり、今回の牛は思ったよりも皮下脂肪が少ない、この牛は増体が良くて締りも良い、といったような話をさせていただきました。
普段私は病気になった牛を診てその病気を治療するということをしていますが、それらの結果がこういう結果につながっていると感じられ、また一ついい経験ができました。
初めて枝肉審査の現場や枝肉を見て、また私たちの仕事の結果もしくは成績といってもいいものを見て、さらにより良い牛づくりへのやる気がふつふつと湧き、尽力したいと思いました。
下永満展