ポリシー
獣医師への要求にこたえる診療所を
2005年3月、有限会社として益田大動物診療所を設立しました。
折りしも畜産の情勢は大きく変化し、畜産の形態も変化し、集約化とともに大規模農家が全国的に成長してきました。
家畜診療の現場においても個体の診療はもとより、牛群としての衛生管理、疾病予防、飼養管理などトータルとし、獣医師に要求される様になりました。
私たちは、それら多くの要求に応えるべき診療所を目指し、益田大動物診療所を設立しました。
活動内容
現在、全国的に屈指の肉牛牧場である松永牧場を中心として、日々の診療はもとより、哺育育成管理、集団哺育、ワクチン等のプログラムを提供させていただいております。
又、肉質管理においても飼料設計や当牧場が行われる「安心で安全な牛肉」(JAS規格)の生産にも協力させていただいております。
理想的な牧場を目指し、メイプル牧場を設立
2005年10月には、松永牧場、安野産業株式会社との資本提携により酪農牧場である株式会社メイプル牧場を設立いたしました。
この事業には、牧場設計から参画し、獣医師の立場から見た理想的な牧場の姿を反映させつつ設計を進め、完成に至りました。
2007年7月より搾乳を開始し、現在(2011年7月)約900頭の搾乳牛を擁し、平均産次 2.0産で平均乳量33kgを実現しています。
又、繁殖和牛100頭も管理しています。
メイプル牧場においても、搾乳管理、繁殖管理等のプログラムを提供する他、飼料設計も当診療所にて行わせていただいております。
「安心で安全な牛乳」の提供と環境や地域と調和する酪農牧場を目指しております。
牧場を細部まで把握し、理解する努力を惜しまない
産業動物獣医師の役割とは、牧場の生産性と家畜の健康維持、時として相反するこの2つのバランスを取り、両立できる手段を生み出し、それを牧場に提供する事ではないかと考えています。
両立のための方法、システム、プログラム、アイテム等々、より具体的に現実的に提案出来る診療所を目指しています。
その為には、牧場をより細部まで把握し、理解する努力が必要となります。
日常的に採材と検査を
時として、牧場では疾病が多発したり、事故が起こったりする事もあります。その時獣医師は、
- 牧場内で何がおこっているのかを的確に診断する必要があります。
- その為に我々は日常的に採材と検査を繰り返します。
- データの蓄積と分析は有事の際の大きな力となります。
その科学的な積み重ねが疾病の予防につながると私達診療所は考えます。
我々獣医師の行う仕事のパフォーマンスは牧場にしか無いと思っています。
牧場にのみ、その結果が表れるのです。
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獣医師は牧場経営者の目指す目標、方針を理解し共有。
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牛1頭1頭の命と向き合い、疾病の早期発見、的確な治療と処置。
どんなに大きな牛群でも1頭1頭を常に大切にし、一番大事な命を守る。 -
牧場現場スタッフの動き、作業効率、飼槽、牛床、換気など牛舎環境。
その一つ一つが牧場の構成要因。 -
検証は常に科学的に。採材、検査、データの蓄積、分析により導く。
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チーム。 獣医師一人一人の知識と経験の集約。 常にディスカッション。